タイトルを読んで「パン屋とパン専門店ってどう違うの?」と疑問に思われた方も多いと思います。それぐらい微妙な業態変化のリフォーム案件だったのです。
しかし、ガラッと業態が変わらない分、かえってリフォーム感を出すのは難しいものです。
もともと、内装・設備に、かなりの金額を投入してパン屋さんが営業していました。しかし諸事情から、オープン1年後にオーナーが変わることになりました。それまではカフェを併設したパン屋さんでしたが、再オープンするなら本格的なパン専門店としてスタートさせたいというのが、新オーナーの要望。空間的に、間取りを変える余裕はありませんが、リニューアル感は欲しいとのことでした。
本格的なパン専門店の肝になるのは、新オーナーこだわりの大きなパン焼き釜。
これを店舗正面に設置したことで、店舗に入ってくるお客さんの目に存在感ある焼き釜が飛び込んでくるようになり、アイキャッチ効果は抜群となりました。
さらには、古材をキャッシャー上部の梁に取り付けることで、店内イメージをチェンジ。
テントカラーを変え、外観イメージにも変化を持たせました。
店舗正面に設置したパン焼き釜
古材を梁に取り付け
テントカラー
地元の皆さまに支えられ、お陰様で「ますだ製パン」は神宮前の人気パン屋となりました。テレビ朝日「ちい散歩」にも取り上げられました。
ちなみに、ますだ製パンは、増田工務店代表 増田嘉治の実弟がやっています。しかし、テレビの取材ってのは突然来るものなんですね。抜き打ちのような撮影だったため、兄弟なのに放映されていることを知らず、「今テレビに弟さん出てるわよ」とお客さんから携帯に電話をもらって知ったぐらいです。
ますだ製パン
電話 03-5410-7732
住所 東京都渋谷区神宮前2-35-9 原宿リビン 1F
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜・祝日・第3第4土曜
http://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13057165/
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